忍者ブログ

ファルログ

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自作Modのテストプレイ⑪

諸々の事情により、前回から2か月以上も更新が滞ってしまいました。こんなにスカイリムから離れたのは、ブログを開始してから初めてかもしれません。己の体力を過信すぎたせいで、少し体調を崩しておりました(衰)

スカイリムの世界にログインする気力があまり出なかったため、非常に退屈な日々。その頃、ちょうどブログ一周年くらいの時期だったので…リニューアルや自作Modの完成を計画していました。「記念すべき日に完成が間に合えばいいなぁ~」と、ゆるく考えていたのですが…いつもの癖で怠けてしまって、目標は先延ばしに…(-u-;)

アシス「何に恩恵を受けているっていうんだ?」



アシスは、ブリーズホームの煤払いをしてたようです。筆者も、心身のメンテナンスが必要だったみたいです…(汗) 無事に復活を遂げた今、勘を取り戻すべく…久しぶりに新規のPerkやSpellの作成から始めてみて、どこまでMod製作が進んでいたのかを確認しています。う~ん、何か…『執政』について調べていた記憶がありますが……少し思い出すのに、時間がかかりそうです。

生活系の記事や検証などが続いたため、元気に「戦闘関連の製作」から入ることにしました。無意味なバトル描写、てんこ盛りでお送り致します!!(駄文も多めです。)



【定説上の欺まん】 vol.2~放蕩と狂気のあいだ~

別々の道を歩む、アシスと道化エルフ。それぞれのやり方で、己の為すべき事や人生の答えを模索していきました。方向性は全く違いますが…同胞団における“個”としての存在意義を、徐々に見出し始めたのです。

衛兵1号&2号「んん?!…何をする気だ?」

道化エルフ「“洗脳”!!!(プォーン)


―――衛兵1号と衛兵2号は、狂暴化した―――

衛兵1&2号「…殺してやる!!」

道化エルフ「ケケケ…(衛兵のアニキたちが王宮で、“操られて大暴れする”コトこそが…“弐の策”。)誰かーッ!助けてくれ~~~ッ!!(ちょっと休憩~♪ ムシャ…×2)」


衛兵3号「おい、やめろ!味方同士で、なぜ争い合っているんだ…?!ヒィッ、首長ォーッ!ご子息たちの命が狙われています!!一刻を争う事態のため…援護を!!!」


道化エルフ「・・・。(なんと恐ろシイ能力だ…。膝を着いても、何度でも立ち上がれル。ある種の目的を成し遂げるための“役割や意志”[QuestAlias]が、バケモノ[不死属性]たちの生命力の源なのダロウか?まったく…己の無力さ、脆さを思い知らされるヨ…。私は誰かを操って逃げれば良いだけの話だが、普通の戦士は…あんな奴らに目を付けらてしまったら、オシマイ。対抗する手段すら無いのダカラ……)」

フロンガル「見ろ…連中の所持品を。こんなもの(隠密強化のフード)を持っていた。やはり暗殺者だったか、この不届き者どもめが!しかし、我々の前では―――無力。身近な衛兵が監獄送りになるとは、愚かな……」



プロベンタス「あぁ、こんな時に急襲かよ…こっちは“消えた資金問題”の解決に忙しくて、それどころじゃないってのに。なぁ、そこのあんた誰だったっけ…たしか以前に家を購入してくれたよな?……他に買いたいものは、あるか?」

道化エルフ「それジャあ…“錬金術実験室を子供部屋に変える(250G)”をお願いしマス♪ あ、私は通りすがりの同胞団。まだ暗殺者の仲間が、近くに潜んでいるかもしれませン。敵の調査は、私が引き受けましょウ!!」

『アシス(の)、家を改装する』。―――正確には、またもや…『道化エルフ、執政を詐欺る』。※外道なやり方はともかく……ブリーズホームの『リフォーム』を全て完了させてしまいました!!

道化エルフ「残念だヨ……(ササッ!…スリっ……)」



道化エルフ「―――“お前と甘い言葉の事は聞かなかッタ”。(参の策”、完了!)」

(ケヒャッ…♪計画通り!!真の“実行犯”が、まさか私でアルとは誰も気付くまい……!こんな方法を編み出してしまウとは…サングインに与えられし天賦の才というべきか…はたまた、シェオゴラスの暗黒面へと堕ちてしまっタのか…。ゴメンね、衛兵のアニキ!!非常に心苦しいカラ、傷害罪=40Gの保釈金はそのまま入れて置いてあげるヨ♪ しかし、スリル満点だなぁ。他の『話術』も試してみよう……ニヤッ)

※プロベンタス氏が“戦略室の宝箱の傍に居る”という、「場所・保管庫・時間帯」の条件が全て揃わなくても『金を支払わずに家を改装する方法』を考案しました。話術スキルの低い特定の人間を、自作シャウトで煽って“激昂状態”にし、その他の冷静な人たちに“危険人物”であると思い込ませます。“洗脳”で操られた衛兵は、一般人および首長たち(不死属性)に敵意を向けるため…やがて争いに発展し、衛兵は確実にやられます。そして、横たわった衛兵を…ゴールドをスリ替える“コンテナ”代わりにするという手口です。

白昼堂々!たとえ首長達の目の前であろうが…街中の公衆の面前であろうが…道化エルフは状況を限定されずに、商人を騙して『ゴールドのチョロまかし』が行えるように成長。―――こちらは、『話術』を“日常生活へ活用”した例です。

あるいは、気に食わない人物が居た場合、“洗脳”で怒らせてしまえば、自分が手を汚さずとも…周りに居る人々のモラルによって淘汰される』ように誘導できます。争いの火種を撒いた当の本人であるプレイヤーが、後からしれっと参戦しても大丈夫です。もはやコレ…同胞団の所業では無い……(苦笑)

ということで―――今度は、“戦闘への活用”です。早速、実践してみましょう!!!



道化エルフ「おや?…この2名はどちらも、“ある人物”の部下のようデス。1人は告発文書と思しきメモを書き残してイル。無実のプロベンタス氏に着服の罪をなすり付け、首長達を仲違いさせて隙を作り…暗殺計画を決行シタ。私の推理が正しけレバ、最も疑わシイのはッ!―――“カイウス指揮官”、あなたダ!!」

バルグルーフ首長「カイウス…お前、日中に一体何をしている?最近、“ホワイトランの警備状態は、実に嘆かわしい”という報告も上がっているぞ。潔白なら、質問に対する答えを素直に……」



カイウス指揮官「な…何を馬鹿な~ッ!?わ、私が…共犯者だとでも!!?」

道化エルフ「トボけてないで、いい加減に認めたらどうデス?…部下を使って、コソコソとエール代をせしめ、兵舎の屋上で一杯ひっかけていたコトを……」

カイウス指揮官「はわっ…!?」



カイウス指揮官「い、いや…あの酒は、私費で購入したもので……アッ!?」

道化エルフ「じゃ、ホワイトランの指揮官ともあろう御方が真昼間から呑気に酒を飲んでイタ。事実を認めるわけですネ?要塞が危機に晒されても良いんデスか??

カイウス指揮官「(!!?)おまッ……そうか!!」


カイウス指揮官「…全部分かったぞ。担ぎやがったな、クズめ!!お前だったのか!?今、自首すれば罪は軽くして……(イライラ)…んん?」

道化エルフ「…もう、あなたに反論の余地は残されてナイ!証言者曰く、実際の勤務態度は…“身づくろいをする雄鶏”ダと。私には…すっかり衰えちゃった猿山のボス”に見えル。今では気抜けして”…かつての威厳はドコへやら。そろそろ指揮官を、“交代したどうデス……?

バルグルーフ首長「そこで、何をヒソヒソ話してる?……早くこっちへ来い!!」

カイウス指揮官「ぐぬぬぬ……“毛抜けした”…“後退したら”…だと?衛兵隊を率いる労苦や辛酸も知らぬくせに…お前ッ!!人を陥れるだけでは、飽き足らず……私の…“禁断のゾーン”までも、侮辱したなっ!!?悲劇ってのはなァ、こういう些細な日常生活のストレスが積み重なって生じるんだよおぉぉ…!!んぉおおおお~~~!!!(ブチィッ!)」

道化エルフ「……なんか興奮して、別の言葉に聞き間違えてたみたいだケド…とにかく―――“洗脳”!!!(プォーン)

―――カイウス指揮官は、狂暴化した―――


カイウス指揮官「―――同胞団の“野良犬”めが!!檻にぶち込んでくれる!!」

道化エルフvsカイウス指揮官。“不毛”で“犬猿”な2人の決闘開始!!

ダグニー「ああ゛っ…危ない!お父さん、助けて~!!」

バルグルーフ首長「落ち着くんだ、カイウス!武器を捨てろ!!(彼はイカれてしまったのか…?)」

道化エルフ「ケヘ!しまった…あなたも“不死属性”だったネ。でも、久しぶりに高ぶってキタことだし…ホワイトランの指揮官の実力、見せてもらおうかナ…♪(バッ!)」



※操っているのは道化エルフ(プレイヤー)ですが、平常時のNPCに一度でも敵意を出させてしまえば…こちらに非は無くなります。危害を加えても、何の罪に問われません。スカイリムにも、「言葉の暴力<物理的暴力」や「先に手を出した方が悪い」という“法”が存在しているようです。

『脱獄魔法』の“洗脳”は、MagicEffectの「Hostile」の☑を外して作成しているので、「対象に危害を加えずに激昂させる」ことができます。手出しをしたとみなされず、結果的に正当防衛となります。バニラの状況に置き換えてみると、「誰にも検出されていない状況で“激昂”を当てる動作」に等しく、脱獄魔法によって「話術スキルに依存させて近距離で行える」ようにしただけです。したがって、道化エルフの持つ“洗脳”を使わなくても、「幻惑」のスキルが高い魔術師ならば、似たような行為が可能です。

激昂させられたカイウス指揮官は、完全に“危険人物”と見なされ…『ドラゴンズリーチ最高戦力・バルグルーフ五人衆』が道化エルフに加勢する、最悪の状況に―――。

イリレス「カイウスの暴走を……止めるのよ!!…かかれ!!!」

カイウス指揮官「ア゛ァァア゛ァァァ―――!!!」

道化エルフ「“クラウンショット”!!!(ドギュン!!)



道化エルフ「―――私に操られている者は動揺スル。(狙う体勢を整えるまでに、少々時間がかかるが、加勢者に気を取られている隙に、“急所を探し出して射れる”のダ!)」

カイウス指揮官「ブッ…!!(不意を突かれた…利き腕が!)」

『話術』の戦術性を高めるため、『脱獄魔法をかけられている対象に、クリティカルダメージを与えるPerk』を作成しました。SpellとPerkをリンクした『コンボ技』です。相手を話術で「操作」できていれば、Crit×2倍。「隠密状態」で命中させれば、Crit×3倍が加算されます。制約がつくほど、高い効果が得られる設定です。



ダメージ量は、各々のキャラの持つ他のPerkやスキルレベル、武器のDmgが統合された値となります。一例として、「弓術」の得意な道化エルフ(プレイヤー)が、「帝国軍の弓」と「鉄の矢」を使った場合、通常ダメージが36pt。操作時には52pt。操作+隠密でショットを決めると、72ptのダメージを与えられました。

―――ドラゴンズリーチ・グレートポーチ―――

カイウス指揮官「逃がさんぞ、密偵!!」

道化エルフ「ハァ~…さすが、指揮官殿の執念……恐れ入ル!逃げても逃げても、“不死の力”で復帰され、追い駆けて来られたんジャ…いつまでも埒が明かナイ。」

(ヒュッ……パッ!!) (!!?)

道化エルフ「そんなアナタに、とっておきの『話術』。―――“幻覚”!!!(パキューン)



※画像はプレイヤーが試験的に、呪文を覚えさせたNPCから術を受けた時の状態。

―――カイウス指揮官は、幻によって視界が歪み、身動きが取れなくなる―――

(グラリ…グラリ…)

カイウス指揮官「うぁ…あ、頭がクラクラして身体の自由が効かないッ…はっ、私は冷静さを失っていたようだ!?…首長ォ!皆ァ!!こっちは“味方”だ~っ!!!…このままでは奴が遠くへ逃げてしまう……クソッ!!…だ…だがな……」



道化エルフ「……その通リ、百も承知だヨ!だからこそ、コチラも“不死の力”をソックリ…お借りするコトにしたのデス!皆さん、後はお願いしマス!!(ドン…ドドン♪)」

カイウス指揮官「この卑怯者~~~!!!(…というか、何故に私がこんな目に…)」

―――カイウス指揮官は、再び狂暴化した―――

三つ目の脱獄魔法…「幻覚」の呪文。



「眠り木の樹液」のEffectを元にしました。「対象者に幻を見せ、身体の平衡感覚を奪って極度の減速状態に陥らせる」というイメージの設定です。また、この術を受けると一瞬だけ、敵対が解除されるようにしました。最初にプレイヤーが狙われていても、遠くへ逃げつつ、違うターゲットへと敵意を向け直させることができます。減速された者はその場に固定され、ランニングマシンの上を走っているような動きに。プレイヤーが逃げる際に『追跡を振り切る』目的以外にも、対象者を『逃走不能』にする役割も果たします。“幻覚”にかかった者は、それよりも前にかけておいた“洗脳”の術によって無作為に、近くに居る周囲の人物へ敵意を出してしまいます。―――複数のSpellが組み合わさって効果を発揮することで、NPCを自滅に誘い込もうという算段です。

バルグルーフ首長「我を忘れて、仲間にまで牙を剥くとは…恥を知れいッ!!(平打ちでベコォッ!)カイウス、お前もか…。興奮した彼も一緒に、実行犯たちと監房で“頭”を冷やさせ、後で取り調べを行ってくれ……無念だ。」

プロベンタス「(まるで自分のことのように、痛みを感じるよ…)何と恐ろしい…。首長!彼の…とととっ…“頭頂部”を狙うのは…あまりに酷ですよ……(防御値ゼロ)」

カイウス指揮官「ああ、背中に火がァ~!?燃え移ったら、私は“全て”を失う……!ファレンガー、火炎魔法だけはヤメてくれぇ!!…とっ、投降するぅ!武器をしまって、おとなしく投降するから!!(火炎耐性ゼロ)」



(ケッ…もっと楽しませてくれヨ!……怠け者だけに、クチほどにも無かったネ。)

道化エルフ「…無事に計画犯も捕まったし、もう行かナイと。(スタスタ…×2)」

(“幻覚”からは、簡単に逃れることはできナイ。言葉に翻弄されぬ「話術スキル」か、驚異的な「移動速度」。もしくは距離を取られる前に、私を仕留められるだけの「攻撃力」を兼ね備えた者以外はネ!“不死属性”という奢りで、『話術』を全く鍛えていない者の方こそ―――無力。)

道化エルフ「私がこの戦闘において矢を放ったのは、自分が斬らレそうになった時…自己防衛のための……たった一射のみ!ホワイトランの統治者諸君…コレさ……コレこそが、『同胞団・(元)導き手』の戦闘力というものダ!!!(他力本願)」



―――ドラゴンズリーチのダンジョン・監房―――

カイウス指揮官「(ガバッ!!)私は、一体?!……なぜ牢に閉じ込められているんだ?ぬぅ…頭部をひどく打ってしまったようで、全く思い出せない……あぁ…またゴッソリいってないだろうなぁ……」

衛兵3号「コラ!飯の時間だ、起きろ囚人……いや、失礼!…起きてください。首長からのご通達で、“暴れた分、まる1日は監房で反省しろ”との事です。先程、面会に来た“道化師の男”からの差し入れをどうぞ。ただいま、連れて来ます。いや~、衛兵ひとりひとりの分まで用意してくるなんて…今どき珍しいですよ、あんな気の利いた若者は!」

カイウス指揮官「今は気分が悪い…面会謝絶だ、帰ってもらってくれ!食事もロクに喉を通らん。そんな物…“鶏のエサ”にでもしてしまえ!!」

衛兵3号「オイ!人の厚意に対して、何だその言い草は!!長時間もってやってる、こっちの身にもなれ…手がベタベタになるだろ?!ただの甘~いスイートロールだ。素直に受け取れよ!……いや、しっ…失礼!!…カイウス囚……あっ、指揮官。」



カイウス指揮官「(……あれ!?なんだ、この記憶は??…鶏……雄鶏……)外にいる“赤い帽子”を被ったアイツ…。上手く言葉では説明が付かないが、私の兵士人生で培った第六感が……無意識に……“奴は危険だ”、と訴えかけてくる……」

たかが…『話術』。されど…『操作』。使い方によっては“トンデモナイ”ことにまで利用できるので、侮れません……(汗)

―――ジョルバスクル・居住区画―――

(いつカラ…こうなった??なんでそんなことをする、“ワタシ”は―――?)

道化エルフ「…冤罪……しかも、無実の人に。後悔しても遅いヨ…!汚れたこの手は、もう道化師として人々を楽しませていた頃のままデハ…無くなってしまッたンダ……同胞団、辞めなきゃ……“アイツ”を止めなきゃ…ウン……」

 

リア「・・・。(やれやれ……今更、ナーバスかよ……道化…)」

アエラ「・・・。(こんな奴が、一瞬でも“導き手”だったなんて……)」

道化エルフ「……いや、違ウ!!同志のために、良い事をシタんだ…(ブツブツ…)そうだヨ、ワタシの“暗示の手”は…同胞団を導く手!人々を楽しませられル、新しい“手品”も完成したァ~!!!―――舌を砥がナイと。もっと鋭くしナイと……!(ギラギラ)」

「デイドラの力……導き手……ケケケッ………(ヨロッ……)」



道化エルフ「……アエラ姐さん、オレは…同胞団のサークルに伝わる(人狼の)チカラを使わズに―――導き手の手記に、偉大なる名を刻むことにするヨ!」

アエラ&リア「!!?」

道化エルフ「うあああああああああ~~~!!!」



(…そうだヨ、リア!“オレ”を邪魔する者は……操って殺ス。道化の策士は、周到な二段構え!!“壱の策”は、意表を突く“放蕩”のだましうち。“弐の策”は、場を掻き乱す“狂気”の暴虐。そして今回は…2つの性質を併せ持つ、参の策”が誕生した!!まるで、半々に分裂シテいた思考が1つに融合したようダ!?そうだ…これは、“反面”の奇計と呼ぶことにしよウ!)

『話術』を極める代償として、道化エルフは……ハーシーンとは別の“デイドラ”に傾倒するようになってゆく。アエラとリアの手により、半殺しにされた彼は…狂乱から我に返り、冷静さを取り戻す―――。

道化エルフ「痛テェ~…それにシテも、最近の私は…お、おかシイ…明らかに狂ってきてイル。元々、こんな闘争心は無かったハズなのに……アシスに影響されたか?…(ブツブツ…)クゥ~!!大仕事をした後のエールは…身体に沁みル~、傷口にも沁みル~♪」

(!!!)

ティルマ「あんたがこのところ、“雲地区に何をしに行ってるのか”は知ってる。コドラクは、きっとソブンガルデから見ているよ!!―――でも、」



道化エルフ「ホッホッホ~、バレてたんだねェ…ティルマさんには。悪い事は、“ワタシ”じゃなくて全部…“アイツ”の企んだコトなんだヨ!しかし、このような“興行”の成功で…同胞団のフトコロは、着実に潤いつつアル。」

ティルマ「何が“興行”なものか!そういうのは…“愚行”って言うんだよ!!」

道化エルフ「たしかに“愚者”だと自覚シテいるが、“罪”になるようなコトは、してないヨ。いつも言っている事なんだケド…私は、『スカイリムの法に抵触する様な、卑劣な行いはしない平和主義者』なんダ。道徳的で、とっても真面目なイイ人間だろ?―――ああ、私自身はだけどネ。(アシスから預かった金は、すべてプールしておこウ…笑)」

外道の機転により…道化エルフは、日々の仕事(金策・交渉・興行)に明け暮れました。その甲斐あって、同胞団の資金には、かなり余裕が生まれました。



【マーラが微笑みますように!】 vol.7~住めば都~

綺麗に生まれ変わったアシスの家、「ブリーズホーム」。



ニルヴァ「ああ、アシス…“なんということでしょう”!!私たちの生活は相当、苦しかったはずよ……きっと、あなたが懸命に頑張ってくれたおかげね。」



アシス「だが、たったひとりの力では…到底不可能なことだったと思っている……。家族…盾の兄弟・姉妹…同志や部下……多くの人々の支えに恵まれた。そうして、がむしゃらに生きているうちに、いつの間にか俺自身は変わり…思いも寄らなかった“富”を、得ることができた。後は―――“栄光”だ、妻よ。ただそれだけだ!」

―――ブリーズホーム・元錬金術実験室―――

アシス「そうそう。道化が首長の執政と話をつけ、ススやホコリまみれだった家を、手頃な料金で『リフォーム』してくれた。アイツは結構、気前が良い奴かもしれないぞ。」

(ティルマがしきりに、“道化には気をつけろ!”と言っていたが…2人は何かモメたのだろうか?……奴は、“トラブルメーカー”だからな。まあ、いつものことか。)

 

アシス「素人の俺が調薬しなくても、街の商人たちに顔が効くようになり、仕入れ先は充分に確保できた。錬金設備から“この部屋”に変えたし…ニルヴァが言っていた“夢”を一つ、叶えてやれる準備ができたぞ。もちろん、今となっては俺の夢でもある…!」

ニルヴァさんたってのご希望により、“子供部屋”を用意したので…ホワイトランの孤児、「ルシア」ちゃんを『養子』に迎えました。この子はそれまで…街の片隅にある衛兵の宿舎の近くで、野宿をしていました。危なっかしい少女です(^0^;)



身を粉にして熱心に…アシスは、日々の仕事(同胞団・ブレイズ・商売)に明け暮れました。その甲斐あって、2人の結婚生活には、少しだけ余裕が生まれました。

時同じくして、晩餐会の時に気に入られた“イドグロッド首長”から、アシスに個人的な依頼が舞い込みました。

 

同胞団の仕事ではありませんが、部下を連れてモーサルへ向かいます。出発の時、遠くで稲光が見えました。明け方なのに薄暗く、雨がシトシトと降っていて…不吉な旅立ちです―――。


……つづく。

拍手[1回]

PR

PAGE TOP