2015/03/15 Category : お気に入り AIの革命⑥~『SLFollowers』体験記録~ ドヴァキンの二人とセレディルさんの活躍によって“赤鷲の剣”を手に入れた同胞団は、赤鷲要塞から無事に生還し…「カースワステン」という小さな村に退避していました。 坂の上の奥まった場所にある労働者たちの村で、鉱山に隣接しています。到着して早々、誰かが言い争いをしている様子。 カースワステンの人々「!!?」 ドヴァキン女さんが先陣を切って、休憩できそうな空間を発見。何事も無かったかのように…「赤鷲作戦」の成功を祝い、敷地の一画を借りてパンとエールでささやかな祝賀パーティーを行います。 一同「・・・。」 ヴィ「みんな、心なしか…作戦の成功を喜んでいないようなのだが…!不満があるなら、遠慮せずに…話してみてくれ!!」 ドヴァ男「ヴィル…カス…?…い、いや…なんでも……(これがウワサに聞く同胞団か…by新人)」 セレ「“赤鷲塔”からは…“宝の匂い”がしていたわ…あれは間違いなかった。」 ドヴァ女「暖かいベッドで、身体とノドの疲れを取りたい気分よ…。」 アシ「―――パン2個って、オイ!…そろそろ現実を見ろよ、ヴィルカス。同胞団には全くと言っていいほど……ゴールドが無い!!!…仕事の依頼者から、もっと資金をかき集めた方がいいんじゃないか?…この間の、300ゴールドで“猛獣退治”の仕事なんて…あまりに馬鹿げている。」 ヴィ「まっ…まぁ、そうだな…(汗)だが、金を生む依頼は…大半が盗賊ギルドへ流れて行ってしまう。それに…我々同胞団は、栄誉のために闇の仕事は引き受けない主義なんだ。」 アシ「誰かが英雄になる前に、ジョルバスクルが崩壊しちまうぞ…」 一同「はぁ~…」 エールとパンで空腹を満たせぬまま口数が少なくなっていると…相当ストレスが溜まっているのか…パーティーの最中、自分の家の壁をハンマーでガンガン叩いていた人が、話に割って入ってきました。 アイネサック「あんた達…フォースウォーンを倒しただと…!?」 彼の話を聞くと…この村の鉱山が、突如として現れたシルバーブラッド一家によって、占拠されてしまったようです。 リーチの情勢にはあまり関心が無い一行は、シルバーブラッドとカースワステンの村人のどちらの肩を持つべきか…悩みました。 ヴィルカスは考えた末――― 近くに宿も無く、ゴールドも底をついてしまったので…アイネサック氏側に加担することを選択。シルバーブラッドを説得しに向かいます。ついでに鉱山で働いて恩を売り…休憩できる部屋をお借りすることにしました。 ヴィ「鉱山へは、俺が交渉しに行ってくるよ。」 アシ「小銭入れの中は空だ…。奴らが大人しく耳を貸してくれるとは、到底思えん。やむをえない問題が起こったら、その時は俺が…!!」 ヴィ「変な気を起こすなよ。」 ―――フェンの渓谷鉱山前。 ヴィ「いや、違う…俺たちはただ…その……“働きに来た”んだ。」 エンモン「ああ、渡りの者たちか…!残念だが、サヌアラッチ鉱山からは締め出されている。何だよ…あんたら、鉱山労働をナメてるのか?!そんな重たい鎧を着てたら、まともに作業ができないぞ?話は…着替えてからにしろ!!」 身軽な格好に着替えた二人。 ヴィ「以前に入手した、最新式の服だ!」 アシ「おお!これは…なんという着心地!!!」 ベルチマック「作業用具だけさっさと取って…戻ってこい。奴らが見ている前で、採掘は決して行うなよ…!」 一方、その頃――― (シャッ…シャッ!) ドヴァキン達は、武器のメンテナンスを行っていました。 セレ「(ゴクリッ…)」 セレディルさんは、密猟者の血がたぎるのか…庭のヤギと鶏をじっと見つめていました。 動物たち「・・・。(油汗)」 ―――サヌアラッチ鉱山、坑道。 鉱山に入ったヴィルカスとアシスは、早速…採掘用具を発見しました! アシ「誰も見てないな…。しかし、ヴィルカス。間違ってるのは、そこに掘るべき鉱脈があっても掘らない事なんじゃないのか?」 ヴィ「ここの鉱脈は…フェンの渓谷鉱山より相当、質が良さそうだな。彼らはきっと事前にフォースウォーンと結託して…」「―――っておい!…掘るなっ!」 (カン…カン、カーン×2……!!) アシ「よし。これで、パン以外の食い物を買うゴールド分くらいは―――」「グエッ!!?」 “妙な真似”をしていた不審人物として、二人は鉱山の奥にいる責任者の元へ連れて行かれました…。 ヴィ「……なんとか和解してほしいのだが……」 アタール「話は終わりだ!…おやおや?そこのポニーテールのエルフ!!腰に下げているその“黒剣”、それをこちらへ渡すなら…考えてやらんことも無い。」 ヴィ「いや、これは…大切なもので、誰かに譲る気は…」 アタール「何?!…我々にただ鉱山から立ち去れと?!…なんて虫のいい連中だ!!…シルバーブラッドを舐めているのか…?」 先日のフォースウォーンの一件以来、何か思うことがあったのか…業を煮やしたアシスが、こんな一言を発してしまいました。 (ブチッ…!) アシ「俺を捕まえた気でいたな、マヌケ野郎……もう外したよ。」 ヴィ「(ヒィィィッ!…アシーーース!!!どうしてこの状況でそんなことを……!あっ、縄が解けてる…!!)」 ―――説得失敗!!!シルバーブラッド達の顔色が変わり、物々しい雰囲気に。 アタール「とりあえず…あなたを殺す(攻撃)」 (…ゴオオオッ!!!) アシ「今日は退屈せずに済みそうだな!」 (シャキキン!) アシスは、持っていた採掘用のつるはしと赤鷲の剣で、二刀流へ! アシ「(怒りが身体から沸き上がり…その熱が剣に吸い上げられていくようだ…!!ククク…燃やしてやる!)」 何かに憑りつかれてしまったようです…(汗) アシ「ラ゛ァ!!!」 シルバーブラッドの下っ端「ぶあーっ…!!」 アシ「燃えろ…燃えろォ…燃えろゥ……」 ヴィ「(アシスが…“赤鷲の剣”の魔力に…呑まれているッ!!)」 「(…まずい、両手剣もオオカミの鎧も全部、着替えて置いて来てしまった…俺は―――どうすれば?!)」 今は“適性の無い片手武器のつるはし”と“衛兵の服”なので…ヴィルカスは、スキルを充分に発揮できない! それに…アシスは打たれ弱いため、大勢の敵に包囲された長期戦は厳しい……。このままでは、数分も経たないうちに二人とも膝をつき、ボコボコにされてしまいます…!! 案の定――― アシ「も、も…やめてくれ!!!降参するゥ…!」 ヴィ「(―――力を使うべきか?いや…アシスの前で“人狼化”したら、サークルの秘密が!もう…無理なのか!!)」 アシスは何人かを制したものの…ついに倒れ、ヴィルカスも諦めかけたその時――― 「!!!」 ヴィ「あの光は…一体……!?」 ―――坑道の暗闇から、青白い光がこちらに向かってきました…!! この救世主は……!SLFの『ヤガシュさん』!!! “タンク”という独自の能力を持つフォロワーのようです!!咆哮すると同時に…オーラで自己を強化しつつ、敵を煽ります(赤くなっている敵)。これまでのプレイでは、ヴィルカスやファルカスとしてプレイヤー自身がフォロワーを守る壁になっていたのですが…それとは逆に、彼女が前衛に出て敵の注意を引き付けてくれました!! 防御がかなり得意なようです。アタールのメイスによる猛襲を木こりの斧一本で、上手く受け流しています! (ガキィン…!!!) アタール「くっ…!!そこをどけ…!あの忌々しいエルフの頭を叩き割るのが先だ!!」 (タタタタッ…!!) 「!!?」(ゴオオォッ!!) アタール「ぐがぁ…!!?(カチーン!)」 ヤガシュさんが“タンク”として時間を稼いでくれた間に、ドヴァキン達が颯爽と駆けつけます。 ドヴァ「すまない…待たせた!!!」 (ドゴォッ…!!) トドメを刺します!!…アタールの巨体が、宙に舞う! (ヒュヒュヒュン…ズバッ!!) 冴えわたる二刀流。加速する剣技で…残党も一人残らず、捌く!! ―――こうして、カースワステンでの事態は…無事、収拾した。 また、ふらっと立ち寄った先で…嬉しい出会いがありました! 彼女の勇猛さを目の当たりにしたヴィルカスは… ヴィ「…戦士の素質を感じるよ。君ほどの強靭な精神力と身体能力があれば…きっと上級の“シールドメイデン”になれるはずだ…!!…一緒に旅をしてみないか?」 ヤガシュさんにリーチの採掘の穴場を案内してもらい、効率よく銀を集めることにしました。まずは、フォロワーにせずに彼女の後に付いていき…銀を掘り終ったら仲間に加わってもらいたいと思います。 その頃――― アイネサック「あがぁっ…!?…鉱山が奪われたあの時から…欠かさずに行ってきた私の唯一の楽しみ、“卵チェック”!…私の生き甲斐がぁぁっ!午前中は確かにココにあったのに…全て無くなっているッ!!あ゛ーっ!!!」 ―――依頼主、アイネサックは……“別の問題”で、発狂していた。 …つづく!! [1回]PR