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AIの革命②~『SLFollowers』体験記録~

年明け直後からトラブルに見舞われ、ブログの更新やプレイが滞りぎみになってしまいました…(^^;)
今まで通り…スカイリムを起動すると何故だか頻繁に「ランタイムエラー」というのが起きてしまっており、大変困った状況に…(突然このエラーが起きるとセーブする間もなく、強制終了となります)。特定のクエストがスタートしてから完了するまでに頻発することもあるらしいのですが、解決方法が分からないので……とりあえず、様子を見ながら蝸牛の歩みでプレイを進めるしかありません。

現在、同胞団関連のオリジナルPackageとPerkの製作に取り組んでおり、簡単なScriptに初挑戦しています。バニラから大きくかけ離れたものは書けないので、Resourceを最大限に活用していこうと思い、そのままできるだけ改変せずに使えそうなScriptを調べました。それを利用したPerkをフォロワーに持たせたく、なんとかコンパイルして…ようやくSucceedすることができたのですが、初めて書いたということもあり、上記のエラーに何らかの影響があったのかもしれません。動作が安定してくれることを願いつつ……『SLFollowers』を楽しみながらテストプレイをしてみようと思います。

途中でCTDしないことを祈りながら、プレイ開始!!

今回はヴィルカスが『アシス』と一緒に仕事に出かけます。

この記事を書いている間に、『SLFollowers』の作者UNI様が、総勢25名のフォロワー達の動きを記載した地図を製作され、ブログにアップしてくださいました。各地を放浪するフォロワー個々の動きを追跡し、記載していくのは本当に大変だったと思います…(感激!!)。この地図を見ると、SLF達の動線を把握することができ、目的地や現在地を予想しながら会いたいフォロワーの元へ旅をすることができそうです!(もちろん、SLFの偶然の出会いにも期待しつつ…)



―――とある早朝。ドラゴン退治の仕事を終え、リアの弓術訓練の旅からジョルバスクルに帰還したヴィルカスは、次の計画を立てていた…。



ヴィ「アシス、今日はお前に“盾の兄弟”として同行を頼みたい。リーチ方面から仕事の依頼が来ている。」

アシ「何?…まぁいいぞ(何を隠そう、俺は中庭でパンと酒ばかり喰っているヒマ人だからな)。そういえば最近、新人が入ったんだってな。新人はどんな感じだァ?…ん?噂をすれば……!!…こんな朝っぱらから何をするのやら……」

アシスは、スカイフォージに向かって歩いていく人影を発見した。それは……SLFの『ドヴァキン男』さんであった!!



アシ「ったく…ホワイトランにふらっと現れる放浪者は、どんどん弱そうな奴になっていきやがる。…ヨォ、新人!!朝も早よから鍛冶の訓練か―――」

(…スチャッ!)

ヴィ「ま、待て…アシス!!…これ以上近づいてはダメだ…!バラバラになりたいのか?!」



アシ「は?…一体、何だっていうんだ?」

ドヴァキン「(スゥゥゥッ・・・ドゴォオオーーーォン!!!)」



アシ「ヒィィィィッ!」

ヴィ「すごい声だな…圧倒される…。噂はどうやら真実だったようだ…!!彼はウィンドヘルムの首長、ウルフリック・ストームクロークのように……『スゥーム』を扱える人間らしい…!だが、想像してみろ。仮にお前の強靭な肉体を以ってして、スゥームを受け止めてられたところで、この高さから吹き飛ばされて転落したら……確実に死んでいたぞ?ちょっとした段差をナメてかかったせいで…転げ落ちて死んでいったNPCを見たことくらい…お前もザラにあるよな??」

アシ「あっ…ああ、新入り、か……。自らを制する術を知っていることを願うよ…(ブルブル)…ヴィ、ヴィルカス…今のは何だったんだ?雷鳴か?!…彼の目的は??」

ヴィ「シャウト使い特有の行動、『早朝シャウト』らしい。ホワイトランの山々に向かって響き渡る…なんとも清々しい声だ! 新人にして…ドラゴンボーン。喧嘩を売る気なら、死を覚悟しろ。」

動揺をかき消すため、鍛冶仕事に没頭し始めたアシス。


アシ「(カンカン×2)・・・。(大型ルーキー登場か…今はよそう。ンシャダに挑んだあの日の俺の…二の舞をここで演じるわけにはいかない。)ジュゥゥゥ…」

ヴィ「新人よ、早速だが仕事の話だ!これからアシスと一緒にリーチへ向かう。目的地までの道中、護衛を頼みたい。(…というか、アシス…お前…動揺して鉄の熱い方握ってるけど、大丈夫なのか?)」

<ファルメモ①> φ(◎。◎‐)
ドヴァキン男さんは世界各地の言葉の壁を自由に旅しているようなので、探し出すのは相当な運が必要。しかし、一ヶ月のうち数日間は我らが同胞団の拠点“ジョルバスクル”で生活をするようです。なので、フォロワーにしたい場合は探しに行くよりもここで待っている方が確実であることが分かりました!



今まで想像もしていなかった『シャウトを使える仲間(フォロワー)』の登場により、ヴィルカスはあることを思いついたのであった―――

ヴィ「出発の前に、旅の無事を願って…皆でタロス像に祈りを捧げていこう。(シュィィン!)アシス…お前も(たぶん意味はないが)祈れ。」



アシ「!!?……何だコレは…わかってはいるんだが、身体がここから先へ進めない。」

ヴィ「???…何をふざけてるんだお前は…まったく。祠に触るだけだぞ?…じゃあ新人、祈ってみてくれ。君はドラゴンボーンだから、タロスの祝福がピッタリじゃないか!!(是非×2)」

ドヴァ「ダメだ…。どうやら我々はこれ以上…手を先へ伸ばせないんだ…。頼む、なんとかしてくれ!!」



ヴィ「一体…?!」

<ファルメモ②> φ(◎。◎‐)
CKでタロス像付近の広場のNavmeshを見てみると…タロス像を取り囲んでいる園芸設備の段差に遮られ、NPCが移動できる領域(紫)の範囲が足りなくなっており、絶妙な感じで『タロスの祠』に手が届かない状態になっている!?



これでは…フォロワーはもちろん、あんなに熱心に演説をしているヘイムスカー氏でさえも、タロスの祠に触ることができないという状況なのでは…?
…ヘイムスカー氏……(乙)

(もしかしたら、祠の近くまで行けるようにしたら触ってくれるかも?)



祠の前に木の階段を作ってNavmeshを敷いたりと工夫をしてみました。…しかし、指令自体にはOKして近くまでは行ってくれるようになっても…アクチベートすることができずに右往左往して、しばらく経つと「できない。」と言い出しました(折角の苦労が…泣)。もしかしたら、距離は十分足りているが、何か触れない原因があるのかも…。そこで、CKで全ての祠(Shrineof~)のデータをチェックしたところ、この祠にはたった一つだけ他の祠と大きな違いがあることに気付きました。ずばり、オブジェクトの『Scale』です!!他のタロスの祠はScaleが1以下なのですが、ホワイトランのものだけは『2.54』という異様な大きさでした。通常は祠(アクチベータ本体)+台座(オブジェクト)のセットになっていることが多いのですが……ココのだけ、台座もなく祠自体がデカい!!そこで、祠の大きさを1に変更してみました(小さい…)。―――すると……



アクチベーーーーーート!!!



タロスの祝福を受け、フォロワー達もシャウトのクールタイム間隔が20%短縮されました。コンソールで『Getav ShoutRecoveryMult』と入力し、各々のシャウト能力を調べてみました。ヴィルカス(プレイヤー)とアシスは1→0.8へ。ドヴァキンさんは元々の実力がケタ違いであり、常人の10分の1の間隔(0.1)で次のシャウトを放てるようです。それがタロスの祝福を受けたことでさらに、0.1→-0.1に。マイナスの値はおそらく0と等しく、タメ時間なしで無尽蔵にシャウトを放てることを意味するようです(驚異的)。

でも、何故プレイヤーは触れたのにフォロワーはダメだったのだろう?…と理由考えていると、Scaleを下げたときにオブジェクトの位置が一気に地面の下にずれたことを思い出しました。



何が起きていたかというと、オブジェクトは実体(赤青緑枠)と、何もない透明な空間とを含めた位置(黄色の十字)として定義されているので、Scaleを変化させて大きくなった時には、実体の底面と黄色の十字の間にある透明な空間も大きくなっています。アクチベートするためのポイント(?)は、おそらく位置の座標の基準点である黄色の十字付近の方に固定されており、Fキーでオブジェクトを接地させた時(きちんと地上にあると見えるよう配置した時)にそのポイントが地面のだいぶ下になってしまいます。こうなってしまうと、さすがに深すぎで到達できなくなるようです。地面の下に答えがあったとは……全く盲点でした…(汗) この場所に設置する場合、アクチベートできる最大のScaleは、1.9が限界のようです。

ヘイムスカーの隣の祠がバニラの状態のScale2.54→1.9にしたもの、左の祠がバニラサイズ2.54で新規に設置したものです。ホワイトランのタロスの祠は激レアで迫力もあり…サイズダウンするのは残念ですが、同胞団の最寄りの祠としての実用性を考えると、やはり変更した方が良さそうです。



プレイヤーの場合は自ら地面の下のポイントを探るような繊細な操作ができますが、NPCの場合は…ある角度から数回しかアクチベートを試みられないせいなのか、ポイントを上手く捉えることができず……その結果、ウロウロする行動に繋がったのではないかと推測しました。実際に、コンソール『tcl』を使用し、プレイヤー自身が地中にもぐり込んだ後で、フォロワーを『moveto player』で呼び寄せて祠を触るように指示を出したところ、祠のサイズを変えなくてもアクチベートに成功しました。



wikiの方で『オブジェクトのサイズは0.5~1.5の間に設定するのが適切』とする記述を以前に見たことがあったのですが、当時はどんなデメリットが生じてくるかが分かりませんでした。それを踏まえると今回の問題と非常に良く符合していました。これからのMod製作の際に、『アクチベータやAnimobjectを設置する時には、Scaleと黄色の十字に留意!』し、NPCも認識できるように心がけたいです。<メモ完了>φ(◎ω◎‐)


ヴィ「―――というわけで……信仰について説くより、まずは祠の設計をちゃんと考えてくれ。いくら信者を集めたくても、今までこの街で俺以外…誰もタロスに祈りを捧げてなかったようだぞ。無論、お前自身も怠っていたようだな。」



アシ「(揺るぎ無き“精神”力か…)イカれてやがる。」



タロスの祝福を得た三人は“盾の兄弟”となり、ジョルバスクルを出発した―――
夜が明けているにもかかわらず、この薄暗さと冷たい雨……何か不吉な事でも起こらなければよいのですが……。

AM8:00 ホワイトラン門前、カジートキャラバンが来ていました。

ヴィ「キャラバンか…助かるな。」
アシ「おおっ!!新人が結構、乗り気らしいな!」



ヴィ「ドヴァキン、交渉は得意か?」
ドヴァ「ああ。」



リザードさんからは、旅の道中でむさぼるパンや酒を購入しました。それから、SLFの『リザカー』さんがスクゥーマがあると面白そうな行動を起こすということで、彼に会った時のために、なかなか手に入らない『スクゥーマ』を4本買占めました。



しばらく歩いていくと……砦が見えてきました。嫌な予感がして三人が自然に顔を見合わせています。この辺りに差し掛かると雨雲が去り、空がだんだん明るくなってきました。砦を無事に通り過ぎようとしたまさにその時…ドヴァキンさんとアシスが砦に向かって猛進し始めました!!!よく見ると、右側のバリケードから弓でこちらを狙う悪漢が!!……サークルの一員ともあろう男は、敵の存在に気付かず部下たちに完全に出遅れてしまいました。



ヴィ「しまった!!!(汗)」

『ドヴァキン男』さんの身のこなしは正真正銘のドラゴンボーンでした!!!
弓兵の後ろから、鬼の形相で突進してきたメイス使いの屈強な山賊を「フロストブレス」で勢いを相殺し、即座に左手に構えていた巨大な盾でバッシュ。隙ができたところで右手の片手剣でパワーを込めた渾身の一撃!!息をつかせぬほどの速さで…あっという間にHealthの半分近くを根こそぎ奪ってしまいました。



そして、メイスマンがよろめいている間に…驚きの行動に出ました!!!
一瞬、天空にシャウトを飛ばし、視界に白い波動が出るや否や―――



―――ストームコール……!!!
同胞団プレイではあまりシャウトを使用しないこともあって、このような戦い方を見るのは久しぶりです。それにしても、これをプレイヤーではなくフォロワー(NPC)がやってのけるなんて……本当に驚きです。

アシス「あぶねぇぇぇぇ!!なんだ、なんだ?この天変地異は…?!」

10人近くいた悪漢たちが、次々に打ち倒され…気づくとあと一人に。ドヴァキンさんが喉元に剣を突き立て、追い詰めました。



(ズドォォォン!!!)

しかし、命乞いも虚しく……ストームコールの神雷が脳天に直撃し、悪漢はその場に崩れ落ちていく―――



―――戦士たちの圧勝!!

ドヴァ「うおおおおおおお!!!!」

ヴィ「なんて強さだ……(驚愕)」

嵐が過ぎ去り、三人は空を見上げる……

ヴィ「タロスのご加護があったようだな。」



アシス「……悪くない。」


……つづく!!

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