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オリジナル魔法「銀魔法」の製作④

【弟子の物語】 vol.3~魔術師の光と闇~前編

第二の耐性実験が終了し、疲弊したファルカス達とやる気満々の弟子…。
ファルカスは弟子にある疑問を投げかける―――

ファ「それにしても…あんたの行動には謎が多い…。ドラゴンズリーチは昼夜を問わず、首長の衛兵たちが巡回しているはずだ…。彼らの目をかいくぐって、ファレンガーの懐から…アミュレットを盗んできたっていうのか?」

弟子「衛兵の監視の目をすり抜けることくらいは…た易い。『透明化』の呪文を使えばな。」

ファ「油断ならない奴だ…(汗)」

弟子「…しかし、さすがは王宮魔術師・ファレンガー。私の透明化を見破っていたようだ。」

「彼らを全員、敵に回すのはさすがに良い考えとはいえない…。それゆえ、警戒を解いた上で怪しまれずに行動する必要があった。―――答えはこの掌の中にある。」



ファ「…光?」

弟子は、潜入の前にある魔法を準備していた―――


【対象を惑わす「幻惑」銀魔法の製作】

これまでは主に『破壊』魔法ばかり作っていたので…今回はスカイリムの「人々にやさしい(?)」、『幻惑』魔法の製作に取り組んでみる。主に4つの工程を踏んで、新魔法の完成を目指す!

【第一工程・MagicEffectの作成】

ベースに使用するバニラのデータは…ファルメルのもつ種族特性『盲目』の効果を規定しているMagicEffect『AbBlind』。視線の判定を失わせる(?)とても珍しい効果。



複製後、任意のIDへ変更し、以下のように設定を変えていく。

Casting Typeを「Constant→Fire and Forget(FF)」に変更し、祝福型からキャスト型に変える。
Deliveryを「Self→Aimed」に変更し、魔法が当たった相手に効果を与えるようにする。
Magic Skillを「NONE→幻惑」に変更し、プレイヤーのUIにも対応できる形にしておく。

ここからがVisual Effectの設定。
元々の「AbBlind」が種族特性としてのMagicEffectであり、ほとんど項目が設定されていないので、魔法らしい視覚効果を指定していく。

Casting Art、Casting Light、Hit Effect Artは「灯明・灯火」で使用されているものを使用。
Hit Shaderは当たった相手に表示させるエフェクト。ここを何も指定していないと相手に当たったことが分かりづらいので…何かつけておくと良。
まぶしい光で対象の視界に黒モヤが出ている様子にしたいので、「WerewolfTransFXS」を指定した。(本当は全身じゃなくて…顔だけにエフェクトをかけたかったが…未だ方法が分からず…)
Projectileは飛んでいく魔法の弾丸を示している。ここには第二工程で作成したものを後で指定する。

次に効果音の設定。
ここも「灯明・灯火」で使用されているものをそのまま使用。
重要なのはCasting Sound Level。これは魔法をキャストしたときの音の大きさを示している。
大多数の魔法では「Loud」が指定されている。呼びかけのシャウトは「Silent」になっていて無音で放つことができ、敵に気づかれない。それだとあまりにチートな呪文になってしまうため、「Normal」に指定し…キャスト時に少しリスクを与えることにして、ゲームバランスを保つ。

最後にMagic item descriptionの設定。
これは、UI上に表示される魔法の効果の説明文(プレイヤー用)。 <dur> と書いておくと、最終工程の「Spell」で設定した効果時間が反映されるようになるため、変動する数値に対応でき、値を固定して書くよりも、便利。ダメージのポイントの場合は <mag> 。 文字化けしてしまっているが、日本語入力しておくと、「Skyrim String Localizer」などでmodを翻訳した際にちゃんと表示されるようになるから、大丈夫だった…。

作成したMagicEffect。
 

【第二工程・Projectileの作成】

今回もMagicEffectで指定するProjectileを独特なものに変えてみようと思う。ベースとして呪文「灯火」に用いられている「LightSpellProjectile」を使用する。

左が元にするデータ。右が作り変えた新Projectile。


銀魔法「銀河」の製作の時とは異なり、今回は発射体自体の見た目はバニラのデータをそのまま使用した。

Detection Sound Levelの設定は地味に重要。発射体が命中したときに出る音の大きさがここで決まっている。第一工程のMagicEffectと統一して「Normal」に設定。

Speedが512では弾速が遅すぎるので、動いている対象に命中させられないことが判明…。速さの目安として、ファイアボルトとアイススパイクが2500、ライトニングボルトが20000。…ということで、5000にしておく。

右上のExplosionの項目で、発射体が命中したときに爆発効果を付与することができる。作りたいイメージに合うのもがなかったので、第三工程でExplosionを新規に作成して、指定することにした。

【第三工程・Explosionの作成】

Explosionでは様々な爆発に関するエフェクトが定義されている。例えば、呪文「火炎球」が当たった時の爆風など。今回は「ExplosionShockMass」を元にする。

左が元のデータ。右が作り変えた新Explosion。


そのままの設定だと、爆発の衝撃によるダメージがでてしまうので、
Force、Damage、Radiusの値を0にした。
IS Radiusは爆発が見える範囲を決めている数値らしい。
Sound 1を「MAGShockFFFireSD→MAGIllusionnInvisibilityInSD」に変更。
Sound 2はNONEにした。

IS Modは、魔法が当たった時の画面の効果を表しているようだ。
例えば、シャウト「旋風の疾走」の時に風を切るスピード感を示すための視界効果など。
今回は「MGEyeWhiteOutImod」を使用する。これは光によって視界がだんだん白くなっていくというもの。だが、「MGEyeWhiteOutImod」を開いてみるとDurationが8に設定されているので、8秒間も画面が光に包まれた状態になってしまった。これではさすがに使い勝手が悪いと思い、複製し、IDをリネームして、Durationを0.5に指定したものを作成した。こちらの方をExplosionのIS Modに置き換える。

最後に…爆発の音の大きさを決めている「Sound Level」を「Normal」に変更。

【最終工程・Spellの作成】

作成したものをさかのぼって指定していき、MagicEffectまでまとめていく。
時間短縮したIS Mod第三工程Explosion第二工程Projectile第一工程Magic Effect
(⇒は作成したファイルを指定するという意味)
このようにまとめたMagic Effectを使って、いよいよ最終工程でSpellの設定を作っていく。

Magic→Spellの右クリックでNew。
Nameに任意の呪文名を記述。
Effectには、作成したMagicEffectを指定する

Magnitudeは100(盲目効果100)、Duration 30 s(30秒)が適切だった。
ちなみに、ファルメル種族は盲目効果80がSpell「AbFalmer」という祝福で定義されている。

真の効果時間は、20秒くらい。魔法をかけてから5秒間はタイムラグで、まだこちらの様子が見えており、敵対していると追ってくる。隠密体勢やサイレントロールを2~3回してやり過ごしていると「どこにいる?」と言い始め、こちらを見失うようだ。よって、30秒あたりが適切だと判断。

追加効果に「StaggerPushFFAimed」を設定した。
これは呪文「形なき矢」で使われている「よろめき効果」である。
呪文を放った後も、ものすごい勢いで突進してくるのは不自然なので…(>o<;)
目に強い光を受けて、まぶしさのあまりよろめく設定が合っているかな…と思った。



このようにして、一通りの工程をつなげて新しいタイプの『銀魔法』が出来上がった!!



でも、とても荒削りな呪文のため……
…つづきます!!


【弟子の物語】 vol.3~魔術師の光と闇~後編

(~回想~)

弟子「ドラゴンについての新たな報告がございます。私はファレンガー様の伝令兵として待機せよ。とのご用命を賜りましたっ!!」



―――しばらくして、錬金術に没頭しはじめるファレンガー。

(ブゥーン!……シュタタッ…!!)



弟子「隙あり!……銀魔法、『銀塩(ぎんえん)!』」

(ピカッ!…ヴン!)



ファレンガー「ぐあ!まぶしい…何だこれは!?」



「…ああ゛!!…調合を失敗して爆発した…のか…?いや…?!やけに目が霞む…!」

(スルッ!!)

ファレンガー「ん…?!あ…何か盗られた…し、侵入者だ…!イリレス!!!」

弟子「しまった…(汗)バレたか…私は『スリ』のスキルが低すぎた…。」

(スタタン!…ゴオッーーー!!)



弟子「!!!」



(スパァン…!!!)

弟子「残念…。『銀塩』!」

(ピカーッ!)



イリレス「くっ、目が!!」

弟子「・・・。(『銀塩』は強い光と銀の反応で、対象の眼前に黒い幕を焼き付け…一時的に視界を遮る!)」



弟子「…ズル…、メイ…グト!!(…ブン!)」



イリ&ファレン「どこにいる…?声がしたぞ、こっちか…??あれっ…???」

弟子「じゃあなー。」



弟子は…こうして雷撃耐性のアミュレットを、手に入れた―――



―――マルカルス。

ファ「そんな経緯があったのか……。というか…あんた、『こっそり』どころか目立ちすぎだろ…?!」

弟子「目を眩ましたから、彼らはどこぞの馬の骨の犯行としか思っていないだろうさ…フハッ!」



ファ「・・・。(汗)」

弟子「マルカルスを拠点としていた頃は、色々なドゥーマーの遺跡を巡っていたのだが…行く先々で『ファルメル』に出くわしてな…。彼らの習性を観察するうち…呪文に応用できないかと考えた。」

「ファルメルは『盲目』になった代わりに、鋭敏な嗅覚と聴覚を獲得しているらしい。それで、我々がどこにいるのかを感知し、たちまち襲い掛かってくる!」

「だが、物音を立てないよう…そっと行動すればある程度は気づかれずに済む。銀が光に反応する性質を用いて、対象の視覚を一時的に奪うことで…この状況を再現した。」

ファ「ほぅ、『暗闇』の戦術…か…。俺たちウェアウルフも夜の闇に紛れ…『暗視』で標的を狩る。」



弟子「すばらしい能力だな…!吸血鬼の王、盗賊ギルド、闇の一党、同胞団のサークル…名だたるギルドのトップにいる者たちは皆、『視覚的戦術』を巧みに利用している。」

「我々魔術師は『幻惑術』を操り、暗躍する。麻痺や錯乱などを使用する場合もあるが、敵対したくない相手には…この『銀塩』の呪文が切り札になる。」

ファ「…なるほど。アミュレットだけでなく彼らの『目も盗んだ』という訳か…悪知恵だけは超一流だな(汗)」

弟子「フフッ!“たまには”…上手いこと言うんだな!!」

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