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AIの革命①~『SLFollowers』体験記録~

久しぶりにファルカスと弟子の検証実験のことを忘れて、新しいmodを導入してプレイを楽しみました。かなりハマってしまったので、このmodがスゴイ!!という熱い思いを淡々と綴っていこうと思います。

最近、『方向音痴のSkyrim』のUNI様が製作された『SLFollowers』を導入させていただきました。フォロワーのAIに関連したmodに興味津々の自分は、どのようなmodなのだろう?と思いながらプレイをしていると…フォロワー達の意外な行動の数々に驚嘆しました!細部に渡るAIの仕組みは、理解の領域を超えており…どういった条件でフォロワー達の独特な動きが起こるのか分析しきれないほど複雑に作り込まれているようです。なので、ストレートに自分の感じた楽しさやスゴさを、この場でドヴァキンの方々と分かち合いたいと思います。

スカイリムの大半のNPCには、各々の活動を行うためのAIPackageが搭載されているのですが、特定のQuestに絡んだメインの登場人物以外の一般NPCは、日常のAIPackageTemplateのスケジュールにのっとって、食事をしたり、睡眠をとったり、近くのロケーションへ移動したりする、周期的な行動を繰り返すAIがほとんどのようです。このようなNPCのお決まりのAIを改善するために、先人達が生み出したフォロワー拡張modがあります。これらのフォロワー拡張modを導入することで、フォロワーとして雇用した時に、NPCがセラーナさんのように賢く活動的なAIで動いてくれたり、特別な指示を出せるように拡張されます。バニラのシステムを改善し、NPCの行動にさらなる人間らしさが生まれ、劇的な変化をもたらします。

しかし、『SLFollowers』はこれまでに試したmodとは一味違って、“フォロワーとして雇用される前の日常生活の部分のAI”まで非常に緻密に作り込まれているところが…特にスゴイ!

『SLFollowers』達は雇われる前から、自分で色々な条件を判断して行動しています。基本的なルーチンワークを生業として持っている方もいるのですが、一方でランダムな要素を含んでいて、毎回同じロケーションに現れるとは限らず、時には別の場所へ赴いたりすることもあるようです。そのため、ある日、街道を歩いていたら…以前一緒に旅したフォロワーにばったり出くわし、感動の再会!となったり、プレイヤー自身も「彼らと会うためにはどのルートで旅をすべきか?」を意識するようになることで、没入感が格段にアップしたように感じました!

NPCたちの移動範囲がとても広いことも魅力の一つです。村や街の中という狭い範囲だけでなく、各都市や遺跡を巡っているグローバルな方々がほとんどです。バニラには名前ありのNPCでいうと…配達人、バルバス(人)、放浪者タルスガル、ムアイク、カジートキャラバンの商人たちなど限られた人々としか街道で会うことができませんでしたが、こちらのmodを導入した瞬間から、総勢25名のNPCが解き放たれて世界を放浪しはじめます。もしかしたら偶然会えるかな?という期待から、ファストトラベルする機会が減りました。馬車に乗るより、ちょっと歩いて目的地を目指そう!というモチベーションが上がります。一部のフォロワーはかなり広範囲に渡って旅をするので…雇用したい時に探し出すのに苦労する部分はありますが、見つけたときの感動が大きかったり…毎月必ず訪れる場所があり、その待ち合わせ場所へ会いに行くのも楽しいです。

さらに、一人一人のキャラの個性が際立っています。アルゴニアンのフォロワーや、老人のフォロワー、子供のフォロワーなどの希少なNPCがいて、驚きました。日常時のAIでは…『労働者』、『商人』、『吟遊詩人』、『採集家』など、ユニークな仕事を持つ方がいるようです。戦闘時のAIもかなり個性にあふれています。ある条件下の時だけ、特殊な行動をする“カスタムAI”を持っている方もたくさんいました!バニラのスカイリムでは…盗賊なのにスリを行わなかったり、暗殺者なのに敵を見つけるなり正面から斬りかかったり、治癒師なのに他者を回復してくれなかったり、折角の細かいキャラ設定やClassを持っているのに…実際の行動が伴わない点が歯痒かったのですが、こちらのmodでは『シャウト使い』、『暗殺者』、『ヒーラー』など独自のカスタムAIを持つ方々がおり、スカイリムの世界観に合致したスタイルで、スマートかつ斬新な戦闘を行ってくれます。

兎にも角にも…完成度が高く、作者様の素晴らしいアイディアと作り込みに敬意を表します!

現在、AIPackageのTemplate化に取り組まれているそうなので、新しいジョブや行動を搭載したNPCが増えていく可能性があり…今後のさらなる発展に期待が高まります!



【ファル粕のプレイ日記(久々)】

ランダムな旅をしているフォロワー達に会いに行くのは難しいと思ったので、まずは比較的に規則正しい生活をしている方を探しに行きました。

イーストマーチとショールストンの製材所と鉱山で働いているという、『アラス・ルーヴィン』さんの元を目指します。曜日ごとに廻っているそうなので、すれ違ってしまわないように「ミックスウォーター工場」で待機してみることにしました。現在、土曜日…彼はまだ別のところにいるようです。そして、待つこと数日……

きた―――!!!月曜日に彼が「ミックスウォーター工場」に現れました!!



薪を割っていました。数日間、一緒に働いてみよう…。



翌日の朝(火曜日)には、材木を切る仕事をしていました。



アラスさんが丸太を台に載せると、近くにいたギルフレさんがレバーを引いてノコギリを作動させていました。アラスさんが自分で載せて自分でレバーを引きに行くこともあり…働きぶりは、かなりリアル!!
ギルフレさんの話によると、労働者たちがみんな居なくなってしまったので、今はきっと『渡りの労働者』であるアラスさんを頼りにしているのでしょう!時には自主的に、時には協力しながら働いているんだな~、と感心してしまいました。

夜になるまで働くと彼は仕事を終え、労働者の小屋へ向かいました。



幸いにも休める場所があったので、ファルカスもここで就寝。
翌朝になるとアラスさんはイスに座って朝食を食べ始めました。それから出発!やはり…労働者の生活習慣はキッチリしていますね!

早歩きで次の目的地へ向かっているようです。どこに行くのだろう?



すると道中…突如として草むらに向かって走り出すアラスさん。一体何があった…!?
火炎術師が物陰で待ち伏せていました。火炎球の大爆発に巻き込まれる。ちょっと当たっただけで、ヘルスがごっそり持っていかれました…。かなり強敵のようです。



アラスさんはダンマーで炎耐性があり、自身も得意な炎系の魔法を使いこなして戦っていました。右手の武器は労働者の誇りでしょうか…片手斧さばきにも、かなり長けているようです!



炎と炎の激しい衝突…近づけずに立ちすくむ。



爆炎がおさまったので近づいてみると…決着が。ファルカスは何もしていないのに瀕死になってる…(汗) アラスさんは無事だったようです。魔術師は返り討ちにされ、踏んづけられていました。

しばらく歩いていくと…「ダークウォーター・クロッシング」に到着しました!!(水曜日)



村に入る橋の前で…ウッドエルフの輩が襲い掛かってきたせいで、一瞬、アラスさんを見失ってしまったのですが、村に行ってみると……平然と溶鉱炉で鋼玉のインゴットを作っていました。

時間が経つと、ここではインゴット作りの他にも「ゴールデンロック鉱山」に入って、採掘作業の仕事もし始めました!



ファ「あんたは……なんて勤勉で働き者なんだ…!同胞団の奴らに見習わせたいよ…。」

(かくいうファルカスや同胞団員たちは、盗賊ギルドの人たちと違って己の腕を磨くための訓練Packageを一切持っていません。以前に、リアとアエラの弓の訓練Packageとヴィルカスとスコールの剣術の訓練Packageは自作したので…これをきっかけに再燃しそうです。)

夜になるまで働くと…たき火の近くで村人たちと暖をとりはじめました。



夕食の時間でしょうか、スープを飲んでいます。ファルカスも一緒にノドを潤します。



だいぶ夜も更けてきたので、そのまま暖かいたき火の傍のテントで寝るかと思いきや…アラスさんはひとり鉱山の方へ戻っていきました。まだ仕事をするのでしょうか?

…あとに着いて行ってみると……



―――泣ける!!!

村の労働者たちに快適な場所を譲って、自分は鉱山のベッドロールで寝ている……!
真の『渡りの労働者』の姿をファルカスは目に焼き付けました…。

翌日の木曜日…アラスさんはまだこの村で働いていました。これまでの経路から予想すると、ミックスウォーターから南下して来たので、この後の金・土・日は東へ向かい「ショールストーンの製材所」で過ごす可能性が高いかも…。



つまり、イーストマーチの仕事場を反時計回りで渡っているのではないでしょうか?規則正しい生活習慣の彼ですから、そんな気がします。

次に再会する時までに、暖かい軽装防具と美味いハチミツ酒を用意して、また会いに行こうと思います!



そういえば、労働者の皆さんとたき火を囲んでいる時に、ハッとしました…!!人が多い村だなぁと思いながら、周囲を見渡すと……オークの重装備をしたご老人と弓を持った少年が、たき火にあたりに来ていました。



あまりにも自然だったため、最初は気が付かなかったのですが、この方々も『SLFollowers』のフォロワー達でした!



この子は確か…フォロワーのAIを切り替えるための『特別なコイン』を販売してくれる『ファリック君』!!彼らのパーティーは行動範囲が広域なため、なかなか会えないのでは…?と、心配していましたが…まさかここで偶然会えるとは!……早速、コインを購入します。コイン以外の品ぞろえも豊富で、将来は有能な行商人になりそうな予感。

友好度を上げて、『サビウスさん』をフォロワーにしてみました。これで『老夫婦パーティーの3名』と旅ができる!と、思っていた矢先…



たき火の傍でさっきまでスープを飲んでいたファリック君が、突然ものすごい勢いで走り出しました……!おじいちゃんと仲良く話していたのでスネてしまったのか??



待ってくれ~~~!!まだコイン一個しか買ってないよ…(汗)

しばらく鬼ごっこしてしまいましたが…橋のところでファリック君が急に減速しました。そこには……彼の祖母の『グリッテ』さんが待っていました!!



ファリック君はサビウスさんがフォロワーになっている時は、グリッテさんと一緒に旅するようになるみたいです。サビウスさんの雇用を解除すると、二人は彼の元へ戻りました。(全員一緒に連れて自分の目的地に行きたい時には{ SPSで三人を雇ってみようかな…)



しばらくは、現フォロワーのサビウスさんと共に、現リーダーのグリッテさんの後をファリック君と一緒についていく形式で旅したいと思います。一人しか雇っていませんが…これで4人旅になります。

旅路の途中、何度も急襲に遭いました。
…彼らの戦闘スタイルが面白い……!



グリッテさんは武器を召喚して戦うスタイルのようです。素早い攻撃で飛び掛かってきたサーベルキャットを瞬時に捌きます。独自のスタイルの影響か…召喚剣使いなのに、頻繁に素手のファイティングポーズをとりながら敵に向かっていくギャップに……痺れました!!



ファリック君はほとんどの戦闘において、怖がって逃げていました。しかし、時に勇敢になるようで…弱って地上に降りてきたドラゴンに対しては……果敢に弓で応戦していました!最後のトドメでドラゴンを骨にしたのがファリック君だったので、驚きました!!!



サビウスさんの戦闘能力は3人の中でも抜きん出ていて、とても老人とは思えない戦いっぷりでした!たった一人で、番人のフリをして街道を通る人々を襲っていた吸血鬼を、次々に愛用の戦鎚でボコボコにしてしまいました(笑)一撃の破壊力高し!脳筋族の同類、ファルカスの出番はなかった…!

次のフォロワーに巡り会うまで、この調子で旅を続けてみよう…。

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