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自作Modのテストプレイ⑦

アシス達がブレイズに入団したことをきっかけに、自作AIの優先度に従って勝手に行動していた彼らを適切に誘導できるよう、「同胞団」と「ブレイズ」という2つの派閥を『掛け持ち』するための方法を考えることになりました。解決策に行き詰っていたところ、「Questを分割する」という素晴らしいアドバイスをいただけたおかげで、フォロワーAIの複雑な構成が可能になりました! 大きな成果として、Quest同士の相互関係を利用した製作に、理解が深められたように思います。

登場回数の乏しいNPCに「ブレイズ」などの肩書を与えることで、彼らにイキイキとした人生を歩んでもらうことができます。その一方で、プレイヤーの“相棒”として、複数の役割を担当させ、どんな時も行動を共にしたい、特別な存在のフォロワーもいると思います。そのような場合に、『Quest連動型AI』を作成することによって、フォロワーのAIに条件の変化に応じた判断を行わせ、様々な立場を交替で活動してもらうのも、これまでとは違った新鮮さがあると感じられました。

“あらゆる組織に加入することができる、”プレイヤーほどの特権を持つことはできませんが、スカイリムの“複数のギルドをまたにかけて行動するフォロワー”が現れたら、強力な助っ人になりそうです。それとは逆に、立場を伏せて敵組織に潜入していて、ある日突然裏切りを働く“スパイNPC”なども居たら、緊張感のあるロールプレイを楽しめそうな気もします。

テストプレイの確認ポイントのうち、『ブレイズ』の項目を無事にクリアすることができました。次は、もう一つの待望(?)のテーマである―――フォロワーの『結婚』について、調査を開始します。



戦いを積み重ねる内に、貫禄と渋味が出てきたアシスの「※“花嫁”になるのは、果たして誰なのか?」。様々な派閥に属しているフォロワーの「結婚後の生活がどう変わるのか?」。そして、「自作Modとの関係性」について、お楽しみプレイと共に入念にチェックをしていきます。

※花嫁役として、プレイヤーが一時的に“あるNPC”の役を演じながらアシス(フォロワー)と結婚する予定です!

『結婚』は、離婚や再婚ができないスカイリムでは…“人生たった一度限りの重大イベント”! またもや、テストプレイの方が疎かになってしまいますが、この機会を盛大に楽しんでみたいと思います。



【マーラが微笑みますように!】 vol.1~恋の予感~

冒険Packageの旅日程が終了し、数日後にスカイ・ヘヴン聖堂に帰ってきたアシスは早速、デルフィンからの“愛の鞭”という名の“お仕置き”により、強烈なトラウマを植え付けられることになった。

(……ヒュォォォオ~……)

ハドリア&スレン「隊長……。(明日は我が身だ…)」



(メキメキメキッ×2……ジタバタ×2……)

アシス「グェーッ!!!…がはぁっ…が…か…(落ぢるッ…斬られ゛るッ……息がでぎないッ…お助けを゛……)」



その光景を目の当たりにした、新人2名。彼らがブレイズの任務中に、勝手な理由で行動することは……金輪際ないと思われる―――。

反省と自戒の念を込めて、同胞団一行はデルフィンからの、「※ドラゴン狩り」へ行って来い、という指令を快く引き受けました。

道化エルフ「・・・。(ドラゴンを倒すことが義務化し、いつの間にか…彼らの中だけでどんどん話が進んでいるッ!それに…異様なまでの、“してやってる感”。…ドラゴンボーンは戦いにおいて、常に一対一でケリを着けなきゃいけナイ伝統でもあったのか??自分たちは決して現地へは赴かず、新人をこき使ってイルというのに。…元祖ブレイズ、いや…彼らはもしや、精神がブレないという意味の…“ブレ~ず”なのかもしれン!!)」

 

※ブレイズの「ドラゴン狩り」のQuest、「FreeformSkyHavenTempleB」(Priority=46)が開始されると、非雇用状態のフォロワー達は、一斉に現地に向かって走り出しました。現在、同胞団の活動を「月・火・木・金」、ブレイズの活動を「水・土・日」に設定していますが、いずれのAIにも影響されることなく、プレイヤーがエズバーンから依頼を受け取った瞬間に、どちらの場所に居たとしても現地に集合してくれました。(自作Modによる悪影響が出なくて良かったです!)

エズバーンに「ドラゴンスレイヤーの祝福」を授けてもらい、“ボーンストレウン山脈”へ向かいました。たった4人だけで、巨大なドラゴンに立ち向かって行く宿命を背負っているなんて…ブレイズって、本当に恐ろしい秘密組織です(ブラックすぎる)。それゆえ、ドラゴンボーンのレベルに着いて行ける精鋭や、ずば抜けた戦闘能力を持った選ばれし者のみが生き残り…入団を許可されたり、日常に厳しい制約と戒律が設けられていたりする側面があるのかもしれません…。



しかし、割とあっさりドラゴンを仕留めてしまう同胞団。アシスを始め…彼の「Class」から派生したステータスを持つ同胞団の新人2名は、『片手武器適性』『重装適正』を持っており、現在の装備と非常に良い相性です。すなわち、彼らにとってブレイズの仕事は―――“天職”。「ブレイズの装備一式」を獲得したことで、各々の戦闘能力が格段に跳ね上がりました。

「ドラゴン狩り」の祝杯を上げるために、サルモールとの対決以来、敬遠していた「リフテン」へと立ち寄ることにしました。たまたまリフテンには、道化エルフの同族で「話術業」の先輩がバーテンをやっている、“行きつけの酒場”があるので、懲戒を受けたアシス達の気分転換も兼ねて、ハチミツ酒を奢ることにします。

―――ブラック・ブライアのハチミツ酒醸造所―――

道化エルフ「チーッス!アングリエンのアニキ!!久しぶりですネ~♪…例のアレ、披露していただけませんか、是非。」

アングリエン「かしこまりました。―――メイビン夫人は、ブラック・ブライアのハチミツ酒の秘伝レシピを数十年かけて開発してきた!」



「大きな瓶の最後の一滴まで、最初の一口と同じ風味を味わえるんだ!!」

道化エルフ「最高ですアニキ~!さすが『話術』のプロは、“杓子定規な台詞”で誤魔化したりしませんネ。確かな説得力と絶妙な言葉のチョイス!相変わらず…アニキの商売口上には、聞き惚れてしまいます。あっ!この頭、見てくださいヨ(ツルピカ☆)。憧れて同じ髪型にしたんですッ!!!―――とまあ、ご挨拶はこれくらいにして…ノド渇いてるんで早速、アニキおススメの酒を皆にお願いしヤス!」

そして、数時間後―――。

アングリエン「ああっ…??いつの間にか、要人専用にとっておいた“高級リザーブ酒”をほとんど空けられてしまった!!!道化の弟分よ、ちょ、ちょっと聞いてくれ……」



(トントン…)「!!?」

道化エルフ「アアア、アニキッ…ダメ!…居る!!……居るヨッ!!!」

アングリエン「このままでは、まずいんだ…!メイビン夫人に…こっ、殺さ………レェッ!!?…ホ…ホン…ホンリッ……ヒィーーーッ!!!(恐怖)」

同胞団は、幸いにも「サルモール大使館・晩餐会」でメイビンと面識があったので、この場を丸く収め…事業に協力する約束と引き換えに、アングリエン兄貴の失言による、※“生命の危機”は清算してもらえました。

※アングリエンは原因不明の理由で、盗賊ギルドのクエストライン終了後に言葉通りに消され、ロムリン・ドレスがバーテンに置き換わることがあるようです(UESP情報)。あんなに良い人なのに…なんて悲しい運命なのでしょう。



お構いなしに飲み続け、酒豪の2人以外グダグダに酔いつぶれた同胞団。インダルインに「もう帰ってくれ!」と怒鳴り付けられ、ハチミツ醸造所の従業員達に介抱をお願いし、仕方無く“ヘルガの宿屋”に退散することになりました。



ここには、宿屋「ビー・アンド・バルブ」に泊まれない、労働者階級のエルフやアルゴニアンが集まって来るようです。既に酔っぱらっているにもかかわらず、彼らとベロベロになるまで…再び飲み明かします!

道化エルフは、「醸造所のバーテン・アングリエン」兄貴と、「リフテン水産従業員・ヴァリンドル」と一緒に、“ヴァレンウッドのあるある話”を肴に、懐かしい音楽を奏でながら…遠い祖国に思いを馳せていました。



道化エルフ「リフテンで暮らしていくのは、いつも苦労が絶えない事でしょうネェ…アニキ……(涙)」

ハドリアは、「宿屋の給仕娘・スヴァナ」さんの愚痴を聞いていました。サルモール大使館で給仕の大変さを経験しているので、親身に相談に乗ってあげたようです。「防具店経営者・グレルカ」さんが、「グレルカの防具を買って、自分の身を守りましょう。」と強引に勧めていました。(露出が減る分、セクハラの危険がなくなるという意味かも…汗)



ハドリア「気休めにしかならないけど…ハラスメント対策の護身術として、“給仕用フォーク”の扱い方を習いたいなら、いつでも協力するわ!」

アルゴニアンのスレンドラは、同族の「宝石商・マデシ」氏と「リフテン水産従業員・ウジータ」さん、「不思議な辞典を持つ・水底からの者」さんとの会話が弾んでいました。真面目で誠実なマデシ氏にたしなめられつつ、アシスに聞こえないようにしながら、ウジータさんからリフテンの“スクゥーマの密売所”に関する情報を教えてもらったようで…非常に喜んでいます。水底さんは、辞書の事で頭が一杯な様子で…終始、うわの空でした。



スレンドラ「そいつは良い!!もう少し身体に馴染んでくれば、あんたも俺のように『毒耐性』ができて“中毒の向こう側”へ行けるかもな…!でも、そのためには貴重なスクゥーマを常時、切らさないように手に入れる必要がある……(外道)」

アシスはというと、やはりダークエルフ種族でテーブルを囲みながら、「醸造所従業員・ニルヴァ=フラール」さん、旧知の「モロウィンド雑貨商・ブラン=シェイ」、「リフテン水産従業員・タイシス=ウレン」と一緒に、スカイリム社会でのダンマーの苦労話をしながら呑んでいました。



ニルヴァさんもまた、※“スクゥーマの常用者”であり、タイシスやヘルガに借金があるようです。同族のよしみがあると言えど、互いに生活が困窮していて…相手を助ける金銭の余裕は無く、自らの置かれた状況の苦しさから、彼女はますますスクゥーマを断ち切れなくなるという、悪循環に陥っているようでした。

※アシスには、部下のスレン=ドラが「スクゥーマ狂」なので、『スクゥーマを争奪するQuestScene』を自作しました。どちらかのインベントリにスクゥーマがある時に、定期的に会話シーンが開始され、決闘をしながら奪い合います。(仕組みについては、後述の【気絶スリPackage】を参照)

アシスは部下と同じように、スクゥーマに人生を縛られている彼女を見ていられず、声を掛けました。すると―――



アシス「いや…俺はただ…その……」

情緒不安定のニルヴァさんはアシスに八つ当たりし、言葉を遮って二階へ行ってしまいました。速攻でフられて、少し傷心のアシスは、ヤケ酒を煽って悪酔い状態に。そこに……ある女性が近づいてきました。

アシス「ああ…急に胸のあたりがモヤモヤしてきたぞ……さすがに飲みすぎたか?」



宿屋の女将…もとい、「“ディベラ崇拝者”・ヘルガ」さん登場。スカイリム随一の肉食系女子である彼女は、“特定の鎧への並々ならぬ嗜好”を持つという、如何わしいウワサがあり…珍しい“ブレイズの防具”を身に着けている渋メンに、いち早く目を付けたようです。アシスもかなり酔いが回っているので、なんだか危うい空気に。―――男、アシス。“ディベラの魔術”に打ち勝てるのか、それとも…???



【気絶スリPackage】

フォロワー同士が「アイテムを奪い合う行動」を実装したかった筆者は、収集AIを研究されている「方向音痴のSkyrim」のUNI様のブログを訪れ、「膝を着いているNPCに限り、収集フォロワーが稀に装備品を盗むことがある」という貴重な情報を得ました。そのヒントを元に、以下の方法を試してみました。

一撃で対象を気絶させる、EffectおよびShoutの作成。



フォロワーが攻撃する際に、一時的に対象に『大ダメージと気絶(麻痺や転倒)をもたらす能力』をシャウトや呪文で獲得させ、能力を得た状態で「UseWeapon」によって、不死/保護属性を持つ対象を攻撃させて、相手が瀕死になり倒れて起き上がるところを「Acquire」でスリ盗らせる仕組みです。「瀕死」と「起き上がり」の両方の要素を満たしていないと、スリはできないようです。

「収集系フォロワーに関する考察」の記事にまとめた、【生きているNPCから物を盗む方法】を考案する以前に、上記の仕組みを利用して最初に作った、元祖のPackageがこちらです。(QuestSceneで左→右の順で実行)

アシスが、部下・スレン=ドラのスクゥーマを奪い取るPackage。



上図のPackageは、無駄な動作が非常に多いです。この経緯の後、度重なるご相談と情報交換の末…UNI様の製作で、さらに確実かつ洗練された『スリAI』として、進化した方法が確立されました。ブログの記事:Procedure Treeレシピ03【スリとパーフェクトタッチ 】にて、詳細に記載されております。

『スリAI』を100%とすると、『気絶スリPackage』の成功率は20~30%くらいであり…時々、アイテムを盗むのに失敗します。おそらく、「気絶したNPCが起き上がる瞬間」と「スリNPCがアイテムを盗む動作」が、あるタイミングで一致した時にだけ成功するのだと思われます。

主に“死なない仲間”だけにしか使えない方法であり、利用できる場面も限られ、スリの精度にも欠けますが…盗みにムラがある所が、逆に人間らしさを引き出してくれています。また、初心を忘れないという意味を込めて、自作Modにひっそりと追加してみました。「Activate」ではなく『Acquire』で盗めるというのも、興味深い相違点です。



【マーラが微笑みますように!】 vol.2~短い恋~

ヘルガの宿屋で一晩を過ごした同胞団は、「ドラゴン狩り」の疲れを癒すため…しばらく街に滞在することに。―――翌日、目を覚ますと…いつもと明らかに様子の違うアシス。道化エルフだけが、路地裏の一画に呼び出されました。

アシス「なぁ道化、交渉が得意だったよな…?イスミールの髭にかけて!!…お前に頼みたい事がある。すまんが…この装備を全て、質屋で高い売り値になるように取引して来てもらえないだろうか?……至急ゴールドが必要なんだ!」

道化エルフ「はぁ、正気か?!これ、“ブレイズの装備”ジャないか…何だってそんな事を?!」

(あっ、まさかッ?…そういう事か~。私は確かに目撃したヨ…昨日、宿屋の女将と親しげに話していた姿を。さては、“デイドラ装備”に買い替えるツモリでは?…汗)



道化エルフ「断固拒否スル!!性懲りも無く、またデルフィンから大目玉を食らいタイのか~?それに、急に頼みダなんて…お前が私にした、“邪知暴虐数々”を忘れたとは言わせないゾ。」

アシス「頼む、この通りだ。」

道化エルフ「アシス…お前……そこまで入れ揚げてイルのか……(あの女の毒牙に、アッサリかかってしまうとは…。戦士の精神とやらも、欲望に屈したという事か。ライバルとしては、非常に残念だネ…)」

プローン質屋で、得意の『話術』スキルと“畜生行為”を駆使して交渉する、道化エルフ。



その日の夜、―――「物乞い通り」にて。

道化エルフ「ほらヨ、しめて1000G程に換金できた。質屋に譲った“ブレイズ装備一式”は、展示品として、なるべく売却せずにとっておいてもらうように、交渉シタんだ。金を稼げば、まだ装備を取り戻せるチャンスはある!…しっかりしてくれヨ、同志(汗)」



「……とりあえず、お前の部下2名がブレイズとして収集する貴重なドラゴンの骨を、あの店に安値で取引スルって契約で、一定の猶予を得た。彼らにも…感謝しろよナ!」

アシスは、金のために“ブレイズ装備”を全て質に入れてしまいました。同胞団は連帯責任を恐れ、本来の計画であった休暇を返上し、やむなく資金繰りに奔走します。

―――リフテン「中央市場」―――

ブリニョルフ「小僧……(コイツ、まともな手段で金を稼いでやがる!)」

道化エルフ「(ジャララン~♪)寄ってラッシャイ、見てラッシャイ!…世にも珍しい“道化キャベツ”!歌や音楽に共鳴し、まんまるに実った“道化キャベツ”!!毎日、美しい旋律を聴かせないと、この丸みは出せないんダ。その効果は…著名な錬金術師が、すでに実証済みィ~!驚くコトなかれ、な・ん・と…栄養価は、ニルンルートの10倍ダ!!今なら、ご奉仕価格で販売しちゃうヨ~!!!(1個20G)」



(本当は2Gの普通のキャベツ。私はボズマーで“肉食主義者”だから…育てたことも、食べたことも、一度も無いんだけどネ……笑)

―――埠頭「リフテン倉庫」―――

スレンドラ「(プシュゥ…)くぅ~、沁みるぜ!!…ありがとよ、ウジータ。エルスウェーア産ほどじゃないが、風味も純度もそんなに悪くない。“サルティスの精製倉庫”でなら、旅で収集したムーンシュガーの発酵、スクゥーマの蒸留や取引ができる。自分で使う分を差し引いても…金に困ってる隊長に、渡せるゴールドに換わるだろう。これは……俺なりの忠義さ!(闇)」



―――鍛冶屋「灼熱の戦鎚」―――

ハドリア「(カンカン×2)聖蚕会の師匠から授かった宝刀、『アカヴィリの剣』を鍛え直せる職人は…スカイリムには少数よ。長旅の時は、自分の拙い“鍛冶スキル”でなんとか手入れしているけど、いわゆる…付け焼刃ね。」



バリマンド「道理で。お嬢ちゃん、筋がイイと思ってたんだ!!仕事を手伝ってくれたから…超一流の鍛冶職人・バリマンド様が、タダで特別に刀剣を修繕してやるよ…貸してみな!」

―――錬金術店「エルグリム・エリクシル」―――

アシス「(チャリン…)金貨とインゴットで前払いだ。この素材とそれから…飲むとたちまち元気になるような薬はあるか?無ければ、調合か発注を頼む。…訳あって『誰にどんな目的で使うのか』は、直接話せないんだが……とにかく効き目がありそうな、“回復力の高い薬”を譲ってくれ!!」



エルグリム「何とまぁ、回りくどくて抽象的な注文だ。…暇じゃないんだが、これは面白い奴が来た。若いって良いねぇ!それなら、良質のハチミツ活力の薬、アレに絶大な効果をもたらす…“馬の薬”なんかも扱ってるぞ…ハハハッ!!」

アシス「ご主人…何か誤解してないか?…いや、まぁ仕方ないか……」

そして、リフテン滞在最終日―――。

ハドリア「全部で400Gか…目標金額の3分の1にも満たなかったわね…。この街のビジネスは、“盗賊ギルド”と“ブラック・ブライア家”に掌握されてる。皆で働いても、アシス隊長の装備を買い戻すだけの資金は、集められなかった。…心残りだわ。」

スレンドラ「“戦士”ってのは所詮、拳で語る人種なんだよ。金稼ぎは…難しいな。危険を冒してドラゴンを狩るしか…俺たちにできる金策は無いようだ。(やっぱり俺にとって、スクゥーマは売り物じゃなくて…飲み物だった…汗)」



(…アシスは貢いだ挙句、あの“魔性の女”に捨てられたんダロウか…?)

道化エルフ「我々は同志のために、最善を尽くシタ。残念だケド…装備の買戻しは一旦諦めて、スカイ・ヘヴン聖堂へ帰ろウ!…諸君、本日は“水曜日”!!私が何を言いタイかは、お察しの通り。目的地は、ジョルバスクルじゃナイよ~?…もう間違えないでネ。」

アシス「お前たちにまで迷惑を掛けたくなかったが…結局、巻き込んでしまって…すまなかった!!……皆、出発するぞ。」

「!!?」



???「―――待って、アシス。」

道化エルフ「・・・。(あれは……?)」

恋の奇跡は起こるのか―――。


……つづく。

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